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2012年2月12日 (日)

中東の旅を終え、アフリカへ

2月4日、今日、僕はEgypt(エジプト)のCairo(カイロ)を離れ、
Kenya(ケニヤ)のNairobi(ナイロビ)に向かう。


Germany(ドイツ)からIsrael(イスラエル)に飛んだのが、1月5日だったから、
ちょうど1ヶ月間、中東を旅したことになる。


と言っても、治安の問題もあって、僕が訪れることができたのは、
Israel(イスラエル)とその中にあるPalestine(パレスチナ)自治区、
Jordan(ヨルダン)のPetra(ペトラ)遺跡と、そして、中東に含めていいのかどうかわからないけど、
Egypt(エジプト)の3カ国だけだ。


ちなみに、ガイドブックLonley Planet(ロンリープラネット)では、
Egypt(エジプト)は中東に分類されているらしい。


僕の尋ねた範囲では、Egypt(エジプト)の人々は、シナイ半島までがアジア・中東で、
それ以外は北アフリカに属しているという認識を持っていたけれど…。


徒然なるままに感想を書く。


これらの中東の国々を訪れて、政治と宗教は明確に分離されていた方が良いと言うのは
やはりわかるような気がした。


それは、我々人類が体験から学んできた現実的な知恵の一つなのだろうとも思った。


同じ宗教を信じる国同士であれば未だ良いかもしれない。
でも、異なる宗教を信じる国同士が、お互いが異なる宗教的価値観に基づいて行動してしまうと…、
交渉や妥協の余地がぐっと減ってしまう。


そうなると、結局は対立するしかない。


では、宗教的な価値観ではなく、別の価値観で…、となると、どうなのだろう。
今の世界を見渡すと、弱肉強食のキャピタリズム的な価値観が蔓延しているようにも見える。


キャピタリズムに、大きな問題があることはわかっている。でも、それが世界を支配していて、
今のところ、それに代わるものがない。


キャピタリズムへのアンチテーゼとして、イスラームの国々の一部が宗教的価値観に
余計に回帰してしまうのもわかるような気がする。


ちなみに、宗教と政治の分離について言うと、今のアメリカも、特に共和党は、かなり、
ガチガチのキリスト教的な価値観に支配されていると言える。


おまけに、この国は、キャピタリズムの国でもあり、世界でも突出した軍事大国でもある。


キリスト教的価値観とキャピタリズムとその突出した軍事力で、中東の政治に介入してくる。
世界的に芳しくないアメリカの評判は、このエリアでは突出して悪い。


ついでに、コミュニズムとキャピタリズムと軍事力で、資源を目当てにこの地域に
介入している中国も、似たような評判だ。


アメリカの国益と日本の国益は、これまでのところは重なるところも多かったので、
日本人にとって、世界におけるアメリカの弊害を考える必要は薄かったのかもしれないけど、
中国の場合はどうだろう。


両国の利益の違いがもっと顕在化した時、日本も世界の一員としてもっと何かを発信する
必要性に気づくのかもしれない。


話をミクロな話題に戻すと、Egypt(エジプト)は、想像していたよりもずっと
観光のしやすい国だった。


でも、それは、India(インド)の旅と比べたら、というレベルの話だ。


以前もどこかで触れたけけど、改めて、観光は地元の人々を
スポイルしているように思った。


観光地とは、観光客がお金を使う場所と言うこともあって、
ある意味、お金があれば、何でも出来そうな雰囲気がある。


お金の力をとても明確に感じることができる世界で、
地元の人々の生活は、伝統ではなく、お金を中心に周りだす。


僕を騙そうとする地元の“悪い”人たちは、ほとんど観光に携わる人たちだった。
でも、観光業に携わっていない人たちは、例えばここEgypt(エジプト)でも、
総じてとても親切だった。


すると、僕たちを騙そうとする観光業に携わる人たちは、
僕たち観光客と接することによって生み出されてきたと言えるかもしれない。


そう言う意味では、騙されるのは、元を辿れば、僕たちの身から出たサビだ。


まとまりのない文章の最後になるけど、イスラームの文化は僕たち日本人の日常からは遠い。
僕たちがイスラム教に対して無知であることに加えて、マスメディアの影響もあって、
僕たちの多くは、アラブの国々やイスラム教に良い印象を持っていないかもしれない。


ところが、世界の旅人たちの口から出てくる、人が親切で優しい国は、
圧倒的にイスラームの国々が多い。


この認識のギャップがどこから生まれるのか、
僕たちは、もっとよく考えてみてもいいのかもしれない。


中東の旅が最後になる今日、僕は、Cairo(カイロ)空港までタクシーを利用した。


その運転手が嘆いていた。


「革命が起こる1年前は、大勢の観光客が訪れていたおかげで、
一日5~6回、Cairo(カイロ)市内から空港までを往復していたのに、
今では、1週間に一往復する程度しか需要がなくなってしまった」


僕のエジプト滞在中も、サッカーの暴動で70人以上の死傷者が出て、
それに対する抗議運動で、更に、市民が亡くなった。


観光客の足取りは、これでまた遠のくだろう。


平和は、僕たちが自由に、自分らしく生きるための土台だ。


政情不安の国を訪れると、平和が尊さがわかる。
月並みだけど。
Dsc01420

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コメント

いよいよアフリカのようで こちらがワクワクするほどです。マサイ族との出会いは鈴木殿にどのような印象を与えるのでしょう?

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